中臀筋のキャッチボール
早朝覚醒が無視できないレベルになってきてしまった。
ここ1ヶ月程は早朝に空腹で起きて、食べて寝るを繰り返してしまう。
そして肝心の起床時間には怠さが取れず、日中の眠気に繋がっている。
早朝覚醒時には空腹なのに、いざ起床して活動すると、寧ろ食べ過ぎだと言うことが分かる始末。
原因は股関節であることは言うまでもない。
トレンデレンブルグとは一体何なのか?
そして自分の身体ではどのフェーズでトレンデレンブルグになっているのかを感覚で落とし込もうと、大転子の位置を意識して過ごす。
まず、着地。
アウトエッジで地面に着くと同時に大転子は外に出る。これは正常な人なら誰でも共通している。X脚の人や最初から拇指球に載っている人は外に出ないかもしれない。
このとき反対の骨盤は下がる。
ただし、着くと同時なので、意識では大転子が外に出る感覚はない。着いたときにはもう外にある。
そして、すぐに中臀筋の作用で股関節が内旋、外転し、アウトエッジにあった重心が内へ向かう。このとき大転子が中に入る。
大転子が中に入るのと同時に反対側の骨盤が上がりながら反対足が出る。
この立脚側の大転子が中に入ることで、立脚側の骨盤が下がり、遊脚側の骨盤と平行になる。
恐らくこのとき、トレンデレンブルグの人は大転子が中に入らず、大転子が外にある状態で遊脚側の足が出るため、骨盤の高さの左右差が解消されず、内転位のまま伸展までに行ってしまうのだと思う。
そして自分の左股関節の場合、内旋制限があるため、意識して内旋させないと、大転子が中に入らない。
しかも自分の場合、内転位で固定されているため、着地と同時に中臀筋が動けない。
着地から「よいしょ」と中臀筋を働かせる必要があり、右側に比べて着地から中臀筋の収縮までに時間差がある。
この僅かな時間差において、大転子がこれ以上出ないように、大腿筋膜張筋および腸脛靭帯、それと梨状筋が働いてしまうのではないだろうか?と推測。
恐らく、正常な人は中臀筋を意識しなくても、着地と同時に中臀筋の作用が始まるため、勝手に外転内旋が行われる。
このモデルの腰を見ると、そうなっているように見える。
そこで、足の動きは意識せず、着地→中臀筋収縮→大転子押し込むだけを意識した。
これが、まるで左右の中臀筋で大転子をキャッチボールしているような感覚になる。
だが、当たり前だがこれでは何も解決しない。
そもそも、この着地時の中臀筋の時間差はずっと前、三年くらい前からあった違和感。
しかも、この歩き方をしても結局腸脛は張っている。
何故か中臀筋に力を入れるときに腸脛に邪魔される感じになる。
これがさっぱり分からない。
根本が分からないから全く先へ進めない。