ウォーキングフォームに終止符を

正常な歩行を目指してきたが、もうこの辺りで終止符を打とうと思った。

 

昨日は一日中競歩の動きで過ごした。

 

帰宅は腕を振ることで無理矢理股関節を動かした。

途中から、びっこひきが出ては、大転子を内側に入れて内転位を緩め、数歩歩いては再び大転子を内側に入れるを繰り返す。

ほんの僅かではあるものの、大転子を内側に入れた直後は伸展がしやすくなるため。

 

やはり以下の記事で説明されているように、伸展するには内旋させる必要があるためと思われる。

 

股関節の可動域制限を改善するためのポイント | リハ塾〜理学療法士が教える心と身体のブログ〜

 

今日、起床後部屋で何気なく大転子を内側に入れるを繰り返す。

やはり、この大転子を内側に入れつつ伸展させる歩行こそが、今の身体にとって最も滑らかに歩けるフォームと結論。

 

大した用事も無かったが、またユニクロと本屋へ向かう。

 

問題は絞れてきた。いや、いい加減絞らないと現実が見えてこない。

「左股関節が内転位で固定され、左脚が常に休めの姿勢で固定されてしまっている」

恐らくこれが全てだろう。

 

したがって、無意識に歩くと、左足は常にアウトエッジのままとなり、重心が拇指球側に移らずに伸展させることになる。

と言うことは、内旋不良での伸展となってしまう。内旋が不十分の為、伸展時に骨盤の右回旋が起きない。

逆に、反対側の右足は常に拇指球側に体重が載ってしまうため、骨盤が左回旋してしまい、意識しないと内膝を痛めることになる。

 

先週頭に試した歩き方は、骨盤を動かすことで足の動きを導こうとしたものだったが、それでは今の身体では左股関節の内旋不良となり、伸展時に大腿骨が内側に入らず、寛骨とぶつかりながら伸展せざるを得なくなる。

このとき、びっこひきは最も酷くなる。

 

内転外転意識でセンターラインに乗るように歩こうとしても、やはり左股関節内旋不良となる。

 

競歩フォームだと、接地時に同軸側の肩甲骨を下ろすことで左右の重心移動を無理矢理導くことも出来るが、残念ながら左股関節の内旋不良はカバーしきれない。

 

しっかり内旋させつつ伸展させようとすると、あおり歩行の動きにならざるを得ない。

 

つまり、これが自分にとっての目指すべき歩行フォームなのだろう。

 

ちなみに、このあおり歩行でポケットに手を入れて歩くと、モデルの歩き方になる。

 

 

無論肩甲骨も動く。

 

仮令、これが非効率的な歩き方だったとしても、股関節の動きがハッキリしているため、内転・外転・内旋・外旋・屈曲・伸展のそれぞれの状態を把握する上でも適した歩き方と言えそうだ。

 

そう言えば、あおり歩行は何度か試したものの2月17日を最後ににこの歩き方をやめてしまった。

原因は歩きにくさのためだが、左股関節が内転位で固着しているため、歩きにくいのは当然。

 

だが、股関節のためにも、問題を複雑化させないためにも、頑張ってあおり歩行で歩く必要がある。

 

課題は、股関節を使って内旋させること。

 

単に拇指球に載せることを目指してしまうと、足首でこねくりまわし、前脛骨筋や甲の腱の過剰な負担を招く。

また、爪先意識だと上体の前傾に拍車をかけることにもなる。

 

なので、股関節全体で内旋させる意識が必要。

 

10km程度歩いて確認すると、踵外側から内側に向けて、内踝を内に入れる意識で股関節を内旋させる。これが最も安定している模様。

 

上体の影響も少なからずある。

やはり腕を放っておくと、ブレが大きくなる。

 

可能ならば、モデルのように、ポケットに手を入れた状態で歩くのが股関節と肩甲骨を同期しやすく安定する。

 

歩行フォームはこれで良いとして、あとは、左股関節内転位の原因。

 

あおり歩行を続けることで、内旋筋の主要筋である中臀筋が働き、股関節の適合性が改善してくれればありがたいのだが、恐らく現実はそう簡単にはいかないだろう。

 

痛みが出ていないことが唯一の救いだ。