おじちゃんありがとう

義理の叔父が亡くなった。

 

訃報をうけたとき、あまりに突然のことにビックリしたのと同時に、自然と感謝の気持ちがわいてくるのを感じた。

 

小さい頃から今に至るまで、とても可愛がってくれた。

 

学童野球をやっていたとき、わざわざ応援しに来てくれたことを思い出す。

あのときはプレーに一生懸命だったので、感謝する余裕が無かったが、今改めて振り返ると、血の繋がりのない自分のためにわざわざ時間をつくって来てくれてたなんて、俺は本当に愛されていたんだなと思う。

 

野球をやめたあとも、何かと気にかけてもらっていた。

叔父さんは耳が遠かったため、あまり沢山話した記憶は無かったが、中学、高校、大学、社会人と、なぜかその時々の自分の状況を知ってくれていた。

気づかなかったけれど、いつも応援してくれていたんだね。

 

おばあちゃんの法事で、俺が酒をやめたことを話したとき、叔父さんとても残念そうな顔をしていた。

本当は自分の酒癖を治したあと、また一緒にお酒を飲みたいと思っていた。だからそれまで待っていて欲しかったが…叶わぬ夢となってしまった。

 

叔父ちゃん。

今まで本当にありがとう。

突然だったのでビックリしてしまったよ。

でもね、俺は分かっている。

亡くなったときからすぐに俺のもとに来てくれて、応援してくれていることを。今もずっとそばにいて、支えてくれていることを。

だから俺はまだまだ諦めない。

叔父ちゃんに喜んでもらえるように、これからも頑張るからね。