歩行まとめ

歩行時、肩甲骨が動くように歩けることをひとつの目標にしてきた。

 

そのときに、内転と外転を意識すべきか、内旋と外旋を意識すべきかで使われる筋肉が大幅に異なる。

 

内転と外転意識の場合、自分の直下にセンターラインを想定し、足の軌道は離地時に離れて外回り(右足だと空からみて反時計回り)して再び内側に入りラインに戻る軌道。

 

内旋外旋意識の場合、足の軌道は右足を出す際に、離地時に爪先が内側を向き、時計周りしながら爪先が徐々に外側を向いて、外旋位で着地する軌道。

 

骨盤の動きを見ると、後者の歩き方の方が骨盤が動きまくっているように見えるため、こちらが正なのか?と思っていた(しかし前者に比べて歩きにくい)。

 

一方、前者は骨盤が動いていない時や動いているのかどうか分からない時があり、また、下手すると骨盤が逆方向(右足を出すときに時計周り)を向いてしまうこともあり、避けていた(歩きやすさはこちら)。

父親に教わったのもこちら。

多分モデルもこちら、足の軌道を見ると分かる。恐らく大転子ウォーキングもこれ。

 

 

そのため、肩甲骨がよく動く前者で歩くことが多かった。

だが、昨日掴んだ外転意識は明らかに後者であり、後者でも意識の仕方によって骨盤が回ることが分かった。

 

と言うことは、歩き方は後者が自然であり、この動きをベースに骨盤が動く意識を目指すべきだと言うことがはっきりした。

 

もうこれは崩さない(今まで何回変えたか…)。

 

では、回るときと回らないとき、何が違うのか。なかなかこれが掴めない。

 

正しい方向に回るときは、

・太もも裏が中心を向いて着地しているとき

・一直線上にあるとき

・立脚時に外転意識を持ったとき

・重心が立脚側に残っているとき(遊脚側を追いかけるようすると前のめりになる)

・左大転子と右足踝(右内腿)でセンターラインを挟むような意識を持ったとき

 

骨盤が回っているときと回っていないとき、明らかに使われる筋肉は違う。

回っているときは、どんなに歩幅が小さくてしっかり回っていて、腹筋が使われる感覚がある。

 

しかし、朝出来ていても、しばらく座って久々に歩くと回らなくなっていたりする。

(当たり前だが、腹筋に力を入れてもそれだけでは骨盤は動かない。)

モデルも、回っているように見える人がいる一方、全く動いていないように見える人もいる。

 

体の構造的な話なのかどうなのか?

 

この歩き方の狂いも、股関節異常の原因となっているように思えてならない。

現に、相変わらず「以前もこんな動きあった?」と言うような場面に遭遇する。

 

感覚的に「締まりがない」「間接の向きがそっちじゃないよ」

 

その締まりの無さは、単に内股にするとか歩隔を狭めるとか、そう言う問題でもない。

内股にしても歩隔狭めても、締まりが無いときは締まりがない。

 

しかし前述のように使われる筋肉が異なるので、この違いの積み重ねが大なり小なり何らかの影響を及ぼしていると考えられる。

 

動かなくなったときに、あえて腕を骨盤が回っているときに動いているように左右に振るようにしてから歩き出すと再び思い出すかもしれない。

 

とりあえず、自分の股関節の状況を見ると、左股関節内転位、左股関節トレンデレンブルグ。

トレンデレンブルグを意識してから腸脛の張りは激減しているし、左股関節屈曲時のつまりも減ってきているように思う。

 

これを改善あるいは補う意識としては、やはり右足を反時計回りに出すポイントで、左大転子が外に出ないようにする必要がある。

 

今のところ右骨盤を平行になるくらいまで上げて回す意識が今のところ最も安定している模様。

 

従って、以下で様子を見てみよう。

 

 

・内転外転意識で一直線

・右骨盤上げ気味

・骨盤回らなくなったら、一度ストップして回る感覚思い出してから再び歩く。