終わらない闘い

今日も肩甲骨を意識した。

 

左肩甲骨を内転させて出来るだけキープする。

 

そうすると、股関節内転位に抵抗出来るため、バランスが取りやすくなる。

 

だが、根本原因ではないので意識を緩めるとすぐにバランスが崩れる。

 

硬直した大腿筋膜張筋のせいで、左股関節が内旋していまうため、意識しないと肩甲骨がつられて外転してしまう。

 

人とぶつからずに歩けたとしても、腰の代償動作や上記のような回旋筋の硬直のため、脳の指示する方向に身体が動かない。

 

そこに足を着こうとしても、角度、高さに狂いが生じて、足首を捻る。

 

まるで、斜めの部屋のような、錯覚の部屋に入れられたような感覚。

 

目が回る程ではないが、気持ち悪くなるし、その場で立ち止まらないと体勢が戻せない。

 

「こんな世界でこれからも生きていかなきゃならない…。」

 

猛烈な絶望感と孤独感。

 

病院、鍼、整体…思いつくところは回った。

しかし、この様だ。

 

こんな状態なら松葉づえでも使った方がよっぽど安心できる。

 

昨晩、徹底的に解した大腿筋膜張筋…全くと言って良いほど効果が消えてしまっている。

 

掃除の時間にごみ捨てに行く、たったそれだけで憂鬱、絶望、後悔…あらゆる負の感情に襲われる。

 

帰宅時、俺よりも遥かに背が低く足の短いおっさんが前を歩く。必死に付いていこうとするも、一歩一歩距離をあけられる。

 

焦ると股関節が制御出来ずに足を捻る。

 

どうにもならない。

 

単なるガラクタと化した股関節。

思うように動かなくなると、邪魔な錘。

 

何とかしようと必死に肩甲骨を動かしていると、ずっと内転させるのではなくて、股関節が外旋するタイミングだけ肩甲骨を内転させれば良いことに気づく。

 

左足が前に出るタイミングだけ左肩甲骨の内転を意識すると、びっこひきが改善される模様。

と言うことは、主に乗っ取られたのは中臀筋ではなくて腸腰筋なのかも知れない。

 

肩甲骨によって股関節の外旋を導いたことで、腸腰筋が働いてくれないものだろうか。。。

邪魔者

肩甲骨で補整。

肘が背中にくるような感じで胸を張ることで、骨盤の軸を固定する。

 

これで幾分か真っ直ぐ歩けるようになる。

 

では何故軸がぶれるのか?

 

結局、大腿筋膜張筋が原因のようだ。

 

こいつが固くなるために、左骨盤が前方回旋してしまう。

 

前方回旋してしまうので、バランスが取りにくくなるし、こちらの骨盤が容易に内転位になる。

そうすると、腸脛や梨状筋に体重が乗ってしまい、FAIが治らない。

 

肩甲骨内転によって、股関節を外旋させることで、この前方回旋を強引に食い止める。 

 

しかし、ぐっと力を入れていないと、股関節の力に負けて、上半身が引っ張られて右を向いてしまう。

そうすると、また内転位の悪循環。

 

帰宅後、大腿筋膜張筋をテニスボールで入念にほぐす。

 

その後、腸腰筋をトレーニングするも、ここでも大腿筋膜張筋が邪魔をしてくる。

明らかにこいつで脚を上げてしまっている。

 

とんでもねー筋肉…完全にこいつに乗っ取られている。

 

腸腰筋、中臀筋を鍛えようとしてもこいつが反応してしまい、結果的にこいつが鍛えられてしまう。

 

まじで有り得ない。これじゃあ何やっても股関節が悪化する一方じゃないか…。

しかもマッサージでも非常にほぐしにくい。

 

こんな邪魔な筋肉あっていいのか?

 

 

 

苦しい日々

全く手のつけようのない身体。

未だに普通の人ができる動きが出来ない現状。

 

ふと九州遠征していたときのことを思い出す。

 

もう、無理だな。

 

「早くやめろ。諦めろ。切り換えろ。そんなことこにだわってるの、お前だけ。現実を見ろ。もっと皆みたいに仕事に向き合え」

 

頭の中で囁くもう一人の自分が威勢を増す。

 

こいつが現れると、途端に疲労が溜まり、エネルギーが吸いとられ、絶望感が募る。

そして死にたくなる。

 

週明け早々、とてつもない疲労感。

 

股関節は大腿筋膜張筋によって完全に乗っ取られている。

 

抜け出せない悪循環。

 

一体何を信じて進めばいいのか。

 

 

今やれること

股関節改善のためにやれること。

 

効果はないかも知れないが、やらないよりはやった方がいい。

 

●大腿筋膜張筋マッサージ

根本なのか、仕方ないのか、こいつが硬いために可動域(伸展、外旋)が狭まっているのは確か。

もうストレッチだけでは効かなそうなので、テニスボールをあてて、グリグリやってみた。やりながら、たまに外旋させてみると、確実に可動域は広がっている(内旋可動域制限は残る)。

直後は歩くストレスもホトンドない。

 

だが、何故か続かない。

歩き方の問題なのか、内旋可動域が残っているためなのか、原因は不明。

 

大腿筋膜張筋が緊張しやすい理由 | 日本障害予防協会

 

腸腰筋レーニン

こいつを鍛えた直後は、屈曲内旋時の詰まりがビックリするくらい消える。

 

●中臀筋トレーニン

これをやると、外旋可動域が狭くなってしまう。多分筋膜張筋が反応しているためと思われる。なので保留にした方が良さそう。

 

テニスボールのTFLマッサージと腸腰筋レーニングで改善していくのか?やはり悪化してしまうのか?

 

もうこれしか道がない。

 

ダメなら、誰かトレーナーに相談してみようか…。

苦痛に満ちた休日

やりたいことが全く出来ない。

 

昨日で治療は終わり、またあてもない日々が始まった。

 

せめて、「これをやっていけば確実に良くなる」と言うものがあれば前向きに取り組める。

 

しかし、「もしかするとこれをやればその内良くなるかも知れないし、変わらないかも知れない」と言うレベルのものしか無い。

 

実際、やったところで歩行が改善される傾向は無い。

 

無理矢理やる気を振り絞って、特に必要性も感じていないのに、掃除用具を買うのと、Tポイント50ポイントをもらいに出かける。

 

もう何を意識すれば良いのかも分からず、とりあえず左腕の外旋だけ意識して歩く。

 

もちろんびっこひき。

アパートを出て二歩目くらいでおかしな動き。

 

やっぱり左股関節が外転出来てない。

 

右脚荷重時に左足が腰ごと動いてしまうため、速攻で右足拇指球に体重が乗りながら身体が左へ傾く。

一方、左脚荷重時には左股関節の外転制限のため、尻が右へ押し返せない。

 

いつものパターン。

 

もし、インピンジメントの根本原因が大腿筋膜張筋だとすると…

 

大腿筋膜張筋の硬さゆえに股関節が外転出来ない。

外転出来ないため、中臀筋が動けない。

中臀筋が動けないため、大腿筋膜張筋が張る。

 

と言う流れになる。

 

つまり、歩けば歩くほど大腿筋膜張筋が一方的に強化され、インピンジメントが悪化し、股関節可動域制限が強くなる。

そして可動域が制限されるため、また大腿筋膜張筋が張る。

 

こんなことあって良いのか?

これじゃあ二度と歩くなと言われているようなものだ。

 

しかも、歩かなければ歩かないで筋肉が萎縮し中臀筋は弱化し、可動域は狭くなる…

 

どっちに進んでも悪化する結果が待っていると言う絶望的な状況…。

 

ほんと、何したらいいのか分からない。

 

無理矢理日用品と本を買い、再びびっこをひきながら帰る。

 

夢も希望もない。

 

神様がいるのなら、聞いてみたい。

 

これが死ぬまで続くのでしょうか。

 

ずっとやりたいことができずに、ただ体力が衰えるのを感じるだけの人生…。

 

俺なんかしましたかね?