半円を描く

水曜日。身体の使い方が分からず、左右に身体を傾けて、無理矢理内転と外転をしながら歩き、いつものように何も掴めずに帰宅。

 

もうじき死ぬのだから、どうでもいいか。

 

翌朝、なかなか仕事に行く気が起きず、ギリギリに起床し、ぼっーとテレビを見ていたら、あるCMが流れていた。

 


花王 クイックル 手強い油汚れにSTRONG! CM 阿部サダヲ - YouTube

 

最後の歩行のシーンが気になった。

 

がに股っぽいが、そこは置いといて、後ろ足の向かう方向に着目すると、普通に前に出している。

前足をかわすために、「横から外転させて内転させる」みたいなことはせず(実際にはしているのだが)、前足を乗り越えるように前に出している。

 

横からかわすのではなく上から乗り越える。

 

しばらく試す。

 

相変わらず足の向きが右前を向く。

そこをなんとか修正するために、両足の内くるぶしを、自転車のペダルを漕ぐように、半円を描くように動かしてみる。

 

そう言えば、みやすのんき氏の本にも、「腸腰筋を使うためには半円を描く」と書いてあった。

 

なかなか理解出来なかったが、こう言うことか。

 

しかも、競歩の骨盤の動きになる。

 

右足が着くときに左足を上げることで、右足に体重がのり、右の骨盤が上がって、左回旋する。そうすると、うまい具合に左上前腸骨棘あたりが慣性で前に向かい、スムーズに足が出ているような気がする。

 

恐らくこれっぽいな。

 

踵から着くのだが、前後に足を開いて踵から着くのではなく、一旦上がった足を下げながら踵から着く。

 

記憶の中で、以前も確かに踵から着いていたはずだが、何故かしっくり来なかったのはこのせいかもしれない。

 

「えらい感覚が違うな…。」

 

同じ歩くでも、前後に伸ばす歩き方とペダルを漕ぐように歩く歩き方、全く違う動きをしているようだ。

 

だが、おかしな動きをし続けた代償は大きい。

 

左股関節が狂ってしまっていて、恐らく脱臼しそうな位置で固まってしまっているのだろう、大腿骨が正面を向いてくれない。

 

分かっている。

もう正しい動きをしようとしても、それをエラーとして認識してしまう。

 

それを修正することなんて、今後出来るのだろうか…。

 

死ぬ方が早い気がするな。