生きる意味
終わったな…
今週は何度も何度も苦しいくらいに感じた。
もう入社して何年目なのか。
いまだに議事録すら書けない。
会話に付いていくのが精一杯で、同時に記録をとることが出来ない。
次から次へ展開する会話の要点を判断することが出来ない。
空気の流れや人々の表情、声のトーンに一瞬でも気をとられると、もう会話が分からなくなる。
昔からそう。
映画の字幕もワケわからなくなる。
朝生なんかを見ていても一瞬でワケわからなくなる。
脳の特性上、仕方ない。
先生もそう言っていた。
しかし、コミュニケーションが重視される総合職では、仕方ないにも限界がある。
会話が出来ないから一人で出張にも行けないし、とにかくやれることが限られてくる。
やれること…それもAIが進化すれば真っ先に消える仕事。
こんなにコミュニケーション能力が無いのに、何故こんなに背伸びしてしまったのか…罪の意識にひたすら苦しむ。
切っても切っても、
「お前が悪い」
そう言っている自分が現れ、周囲もそう言っているように感じられる。
身体の修正も効かず、びっこひきも治らない。
その他の原因不明の不調にも翻弄される日々。
仕事中、少し気になって左肩を上げようとするも、びっくりするくらい、まるで神経が麻痺しているのでは?と感じるくらい、肩が上がらない。
何故そうなるのか、さっぱりわからない。
同時に脚も上がらない。
こちらも神経麻痺のように、力が入っていない。
刻一刻と、希望が失われていく。
大好きなエレファントカシマシの曲の一部。
「ああさよならさ、我らが青き日々よ」
男は戦う術を失ったとき…