またも期待を裏切る股関節

一昨日整体で教わった歩行訓練。

 

今度こそは先へ進める。

 

そう思っていた。

 

昨晩は安心して、お菓子を食った。

 

「結局歩き方の問題だった。だから歩き方意識すればきっと治る」

 

起床して少し掃除をしていると、便意が現れ、ここ一ヶ月では最も快調。

 

昼過ぎに新しい通勤バッグを探しに、10km先の登山用品店へ向かう。

 

爪先で線を引きずるような感覚で、伸びきったら戻す意識。

 

だが、歩き始めて数分で雲行きがあやしくなる。

 

遅い。そして暫くするとぶれる。

 

何でそうなるのか?真っ白になりそうな頭を何とか回転させて考える。

 

結局、FAIによる股関節の伸展可動域制限が改善されていない。

伸びきるときに大腿骨が上手く滑らず、痛みが現れ、腸腰筋が作用する前の段階で反射的に大腿直筋が反応してしまう。

 

そして、骨盤後傾位で左足が出ていくため、腰が引けてしまうようだ。

 

だから、いくら爪先で線を引きずるように歩いても、股関節の伸展可動域が治っていない限り、びっこひきは治らない。

 

一瞬にして目の前が真っ暗に。

 

今度こそは、と思った。

 

期待が大きかっただけに、ショックも大きい。

しかも、この動き、一年前にやっていたことと全く同じことに気づく。

色々やって、結局一年前に戻ってしまったわけだ。戻ったと言うより何も進展していないといった方がいいのかもしれない。

 

目的地へ着いても、全く心が踊らない。

 

少し物色して何も買わずにすぐに外へ出てたばこを吸う。

 

「どんだけ人をバカにしやがるんだ…」

 

途中何度もランナーとすれ違う。

 

「退けやクソ野郎」

 

天の神様に聞いた。

そんなに人をバカにして何が楽しいのか。

ダメなら余計な期待抱かせないでほしい。

 

いつものびっこひき、そして異常なまでの前屈みの、くそったれで屑な歩行フォームで、亀のような鈍さで帰宅。

 

「また食生活から再スタートしろって?」

 

そんな気力が戻るはずがない。