終わりなきリハビリ

天気が良い。

気温も高く、こんな日に走れたらどんなに気持ち良いものか…。

 

出かけるか…やめるか。

 

ギリギリまで悩み、今日も股関節と格闘(歩行)することにした。

 

天気も良いので、往復20km程度のルートを選ぶ。

 

出だしは、回内と大転子入れる意識。

 

昨日は上手く行っていたのに、全然上手くいかない。

 

やはり内旋が上手く行かず、拇指球に乗らない。やっとのこと拇指球に乗せても、強力な抵抗ですぐに内転位に押し返される。

 

右は何も意識せずに拇指球に乗るため、骨盤が一方的に左に回ってしまう。

 

「やはり大転子意識でもダメか…」

 

途方に暮れる。

 

他人から見たら、こだわりに思われるのだろうが、内転拘縮が改善されない限り、股関節の変形は免れない。いや、もう既に変形しているのかも知れない。

 

休憩し、何とか切り換えて、トレンデレンブルグにならないように、内旋させる。

 

途中から、左右均等を諦めて、左脚は常にインに乗せ、右足はアウトエッジに乗せるようにして、固着しているのとは逆の格好でキープすることにした。

 

左右均等意識では今の股関節では太刀打ちできない。

 

これで何とかアウトエッジ側、即ち内転位に押し返される反動を抑え込み、いくぶんか安定して歩けるようになる。

 

目的地に着いて買い物中も常に両足の裏が左を向くように耐える。

 

復路。

 

日が落ちて自分の影を見ながら歩く。

 

びっこひきは目立たなくなっている。

 

やはり伸展制限と言うよりは、内旋制限なのだろう。ぐっと拇指球でこらえるように歩くと、それなりに伸展が滑らかなになる。

 

恥骨筋や腸腰筋が伸ばされる感覚が得られる。本来伸ばされる感覚など無いはずなので、この両者も硬くなっている証拠だ。

 

左股関節は屈曲筋が悉く短縮している。

 

だから、いつになってもスクリーニングが出来ない。

 

ただ、当たり前だがこの意識でも代償は免れない。左脹ら脛外側や、拇指の疲労がとつてもない。

 

今日も色々な所でランナーとすれ違った。

 

今年も走れないな。

本当に死ぬまでリハビリなのかも知れないな。