やや改善…?
股関節をこれ以上悪化させないためには、モデルのように骨盤を動かす歩行が必須であると判断した。
やはりセラピストに指摘されていたように、股関節を伸展させ過ぎて却って左股関節にダメージを与えているような気がした。
とりあえず通勤は遊脚側の肋骨を引く意識で骨盤を動かす。
課題のスピードだが、正直速くない。
遅いと言うわけでは無いものの、早歩きの人には抜かれそうなレベル。
日中は、右足を出すときに右半身を後方にずらすイメージで過ごす。
本当は左右両方でやるべきなのだろうが、やはり左股関節の影響があり、左への回旋が強力なため、右足を出すタイミングだけ意識。
そうすると、両足の歩幅が揃う感覚が得られた。そして、この意識にしてようやくふらつきが減った。
それから、前のめりがかなり改善された。
そのため、爪先側で蹴る動きが減り、脹ら脛の張りも減った。
股関節伸展時の引っ掛かりは、たまに出るものの、かなり落ち着いた。
勿論完璧ではないためまだ風景をみながらの歩行は無理だが、改善の傾向のように思える。
ただ、気になるのは「以前もこんな歩き方だったか?」と言うこと。
右半身を後方にずらす意識などは持っていなかったはず。
と言うことは、骨盤のひどい歪みがあり、右半身をずらすことでようやく左右差が解消されたのだろうか?
だとすると…こんな極端な歪み治るのか?
帰宅は歩行。
冷たい雨が降るなか、動きを確かめる。
最初肋骨を意識しようとしたが、上手く意識が出来ない。
そこで、右鼠径部あたりを意識して、右足を出すときに右鼠径部を引くように歩く。
本当に僅かな意識なのだが、これをするだけでも歩行の安定性は全く違う。
ひょっとすると、右股関節FAIのとき、当時は右股関節の屈曲内旋時につまりがあったため、右足を出すときに鼠径部を引く動きを無意識に避けるようになり、そのときの癖が残っているのでは?と言うことも考えたが、もう時間が経ちすぎた…記憶を辿っても思い出せない。
スピードは、正直あまり変わらないが、やや正面を見れるようになったかも知れない。
途中、鼠径部意識が難しく、肋骨意識に切り替えたり、色々試したが、これと言うものは残念ながら見つからなかった。
ただし、分かってきたこととして、骨盤を回す意識だと回転半径が大きくなりすぎて、身体がブレて余計な力を使う。リハビリ通院中を回転意識だったこともあり、全くスムーズに歩けなかった。
しかし、股関節幅は思ったよりも狭い。したがって、回す意識ではなく、引く意識を持つことで、結果として無理なく骨盤が回るような感覚が得られた。
もしかすると、前者だと腸脛が張り、後者だと腸腰筋が張ると言うようなことはないだろうか?
と言うのも、この右側を引く意識が、かつてセラピストに教わったら腸腰筋トレーニングの動きに似ている。
とりあえず、左股関節の引っ掛かりを感じにくくなったのは確実。
これによって正常な可動域が戻ること、ひどい歪みが解消されることを祈りつつ、よりスムーズな骨盤の旋回を得られる意識をトライ&エラーで見つけていくしかなさそうだ。
余談だが、中野の体玄塾さんではどんな訓練を行うのだろうか?
手詰まったら思いきって相談してみようか…。