見解は概ね同じ

東京でリアラインを扱う治療院に行ってみた。

アスリートも通う治療院で、評判が非常にいい。

 

場所はマンションの三階。

ここでいいのか?

不安になりながらとびらをあけると、以前ネットで調べたときに見たのと同じ光景。

 

アットホームな雰囲気で、これが治療院なのか?と言う感じ。

 

すぐに先生が現れて、「どうぞ」と準備してもらう。

ネットで見た人だ。とても人柄の良い、元気の良い、お兄さんって感じだ。

 

これまでの経緯を問診票に記入し、着替えて待つ。

 

最初に骨盤の歪みをチェック。

 

「わーめっちゃ歪んでる」

 

明るい口調でどう歪んでいるのかを説明してもらう。

 

やはり、これまで通った整体や病院のセラピストと同じ見解。

 

左骨盤が高いのと、

立つと、骨盤が左足を軸に左回りしてしまう。

 

 

股関節の詰まりを見てもらうと、めっちゃ詰まっている。

「セラピストに見てもらった半年は何だったんだ…。」

悲しくなった。

 

まず仰向けで筋間リリースと言うのをやってもらい歩く。が、あまり変化が感じられない。

これもいつものパターン。

次にうつ伏せでやってもらい再び歩く。

何となく左右差が改善されたような気がする。

暫く室内を歩かせてもらう。

少なくともこの距離では違和感はない。

 

その後、初めての鍼。

 

指す瞬間に本の少しチクッとするだけで、その後は何もない感じない。

 

そのまま10分程度。

 

終わって外して立つが…ほんの少し立ちくらみがあっただけで、何も変わらない。

 

『ここでも変わらんか…。』

 

自分の想像では、この歪みがこの時間で解決したら、内臓その他の機関が最初に悲鳴を上げると思われる。特に大腸。が、それはない。

 

再び歩いてみると、やはり伸展時に張りが出る。さっきは無くなったのに…。

 

そして、再びリリース。

 

先ずは仰向けで屈曲筋→効果なし

うつ伏せで殿筋→あれ?また無くなった

 

歩き姿を見てもらう。

先生も、伸びは出ているとの見解。

 

特にこれと言った問題点が見つからないと言った印象。

 

一応、これで筋肉同士の緊張の異常伝達は改善されたらしい。恐らくこれで外側の張りが出る根本は潰せただろう、とのことだが…。

おそるおそる、左脚立脚で外旋してみると、やはり左腸脛が硬い。

 

一回での改善は無理だった…。

 

最後に、

「痛みが気にならないのなら、積極的に動いた方がいいですよ」

 

と、これもセラピストと同じ見解だった。

 

会計を終えて、水を飲ませてもらいながら、今後どうするか考える。

 

とても安いとは言えない。

いい先生だし、話すだけで元気を貰えそうなので、可能なら週一くらいで通いたいところだが、残念ながら金がない。

 

挨拶して、治療院を後にして、再び歩く。

うむ、確かに左右差は来たときほどではない。

 

出来るだけ左右差が出ないように歩くが…。

 

やはり、相変わらず左股関節の動きの鈍さはある。でも来たときほどではない。腰の引けもかなり落ち着いている。

が、左脚軸に左回旋は改善されていない。身体が左に引き戻される。

伸展制限は改善されたが外旋制限が残った。

 

これまでのセラピストの意見を含めて纏めると。

 

①大腿筋膜張筋硬い

→外旋制限

②上記に抵抗するため外旋6筋硬くなる

→伸展制限

 

従って、ここで中殿筋や殿筋のトレーニングをすると、余計に外旋6筋に負担がかかり、伸展しにくくなる。

 

こんなメカニズムなんじゃないだろうか?

 

恐らく、①が解決されない限り、②は無くならない。

 

そうすると、やはり大腿筋膜張筋をいかに弱らせるか?結局ここに行き着く。

 

少し東京の街をブラブラしながら、皆の歩き方を眺める。

皆、荷重後すぐに同側の方へ尻の穴が寄っているように見える。多分無意識。

 

俺は、踏ん張らないと大腿筋膜張筋に負けてしまう。つまり尻の穴が常に中心から右を向いている。

 

もし、この動きが改善されていたとしたら…。と言う想像をしながら歩いてみると、何となくだが、こいつが無くなれば、普通に歩けるのかも。と言う気もしてくる。

 

伸展制限と言うよりは、外旋制限と言うことか?