12月1日(土)

走りは日々安定してきたものの、未だにバランスが悪く、また、そもそも跛行が治らない。治る気配すらない。

 

気づけば普通に歩けている人や走れている人と比較してしまい、週後半は久々に落ちた。

 

どうにもならんのか…。

 

リハビリは今日を含め残り3日。

 

セラピストには、いかに左股関節の状態が悪いかを分かって欲しく、現状をつぶさに話す。

 

「故障無く走れているが、相変わらず股関節が伸びない」

腸腰筋の動きを意識しても、左股関節の硬さに歯が立たない」

「殿筋を意識しても腸脛が邪魔をして蹴り出せない」

 

セラピストは、全て分かってますよ、というように、頷きながら聞いてくれた。そして、

「今まで教えたことをやってもらえれば、確実によくなりますから」

と言ってくれた。

 

今日も左大腿筋膜張筋の硬さを確認しながら施術。

改めて大腿筋膜張筋のストレッチの姿勢をとると、左足が全く降りて来ず、カチカチであることが分かる。

「このストレッチもやった直後はスムーズに動けるんですが、すぐに戻ってしまうんですよ」と日頃の違和感を嘆くと、

「まあ再学習ですからね」とセラピスト。

 

心の中では、

「再学習か…いつ治ることやら…。」

と少々落胆。

 

その後、先週に引き続き、骨盤を右回旋しながら伸展させる練習をして終了。

 

最後に、

「とにかく大腿筋膜張筋のストレッチと、骨盤のトレーニングをやっていくことですね」

と言うことで、今後も引き続き取り組んでいくことでこの日のリハビリを終えた。

 

病院を出た後、「結局治らなかったな…。」と落ち込みながら歩く。

 

自分の影を見ると、相変わらず腰が引け、上半身は前傾し、ゴリラのような歩き方になっている。

もう何年もこの歩き方をしてしまっていたと思われる。当然、全身の姿勢も悪化しているだろう。

もはや、左股関節が治ったとしても、全身へのダメージの蓄積は否めない。

 

本屋に立ち寄り、何か股関節改善に役立ちそうな本は無いものかと、ストレッチ、トレーニング関連の本や、理学療法の専門書を漁ってみるものの、結局はネットでも調べられるようなありきたりな情報のみ。

 

全く言うことを聞いてくれなくなってしまった左股関節を引きずりながら家路に向かう。

 

「あー終わったな。」

 

途方に暮れた。