11月25日(日)
大きな前進!
昨日、セラピストから「鍵は腸腰筋」と教えて貰った後、下記のサイトにあるように腕を内旋させて振ることで骨盤を回して腸腰筋を使うことを知った。
歩いていても、これまではTFLの硬さに歯が立たなかったのだが、この方法をとるとTFL及び腸脛の硬さにやっと勝負出来そうな感覚がある。
では、走りで活かせるか?
起床後、掃除をしつつ、軽く掌を後ろに向けて軽く室内を走ってみる。
何とも言えない。結局走るとなるとTFLに負けてしまいそう。
また、こうしてフォームを崩す原因になったのは腕振り(肩甲骨を寄せる)がそもそもの始まりだったこともあり、一応怪我無く走れている現状から変えるべきか、悩んだ。
結局、安全策として、一昨日の右傾きフォームで走りつつ、腕は内旋で走ることにした。
ルートは、調子がいい神社前ルート。
走り始め、まああまり変わり無いが、TFLがしゃしゃり出て、バランスを崩しそうなタイミングで、左腕の内旋、具体的には、掌を後ろを意識すると、歩き同様、TFLの硬さに何とか拮抗してバランスを取りやすくなることを実感。
しかし、それ以上に走りやすいことを実感。
腕が推進力に繋がっている。
途中から、身体の傾きを意識せずに、腕内旋だけを意識するようにした。
走りやすいし、ものすごく懐かしい。
いや、間違いなく以前の走り方だ。
5km過ぎから、しっかり腕を振ってみる。
掌を後ろに向けて、鼠径部に当てるような角度にして、掌の向きを変えずに腰の真横を前後させる。
特に、左足接地時に胸ごと動かすイメージで手の甲を前に出す。
グーんとストライドが増す。
タイミングはシザースなので、決して後ろには払っていないが、弾むようにストライドが伸びる。
速い。
と言うか、全身を使って走れている。
フォームが狂ってもう三年くらい経つだろうか。それ以来、骨盤と上半身が全く連動しなくなり、バラバラになり、全力で走ることが出来なくなっていた。
どんな腕振りをしていたかは思い出せず、色んな本を読んでは試すが上手くいかず、色んな選手のフォームを真似るが違和感だらけ。
バラバラフォームは改善されずに、その結果、左TFLに過剰に負担をかける結果になった。
「一生全力疾走は無理なのかも」
諦めていた。
しかし、今、頭から指先から足先まで、全身を使って走れている。
次第に息が苦しくなってくる。
この約3年間、息が苦しくなる感覚すら忘れていたのだ。
とても気持ちいい。そして、とてつもなくうれしい。涙が出てきた。
「お前普通に走れてるじゃねーかよ笑」
と自分に突っ込みを入れている。
今までは「走っているフリ感」が否めなかったが、今は紛れもなく走っている。
これならレースにも出れるかも。と感じた。
30kmコースを、今日は所々でスピードを上げながら、息を上げながら走った。
さて、左TFL。
明らかに伸びない。
TFLと腸脛が完全にくっついて固定されて、そのまんま前に振りだされているような違和感。
しかし、しっかり腕を振る(左手甲を前に)ことを意識的にすることで、これまでのように体全体がTFLに引っ張られる感覚から、逆にTFLを引っ張る感覚になる。
分野は全く異なるが、水島広子先生のコントロール感覚下に置けるようになってきた。
後半はやや酸欠気味になりながらゴール。
久々の感覚だ。
ヒントをくれたjartaの鳴海先生に感謝!!