10月31日(水)

帰宅時、会社の人に

「まだ走れないの?」

と声をかけられる。

 

「痛みもなく、走れてはいるんですけど…関節の可動域が戻らなくて思うように走れないんです」

 

この辺のニュアンス。

大抵の人は「こだわり」と捉えるようだ。

 

「そう言う問題じゃ無いんだよ」

 

と言いたいのだが、結局「凄いねー」と言われて終わる。

 

歯痒さと、「こっちは目茶苦茶苦労してるんだ。辛いんだ」とイライラが募る。

 

「まともに歩けない」

と伝えても、

「歩けてるじゃん」

となり、

「…あー面倒くさ」

となって、余計に人付き合いが面倒臭くなる。

 

スポーツどうこうの前に、真っ直ぐ歩けないのに。

 

今日は20kmの日だが、このようなやり取りが入ったこともあり、イライラ気味にスタートした。

 

単に内転させるだけ。

 

と単純化して、右足の内転で思いっきり左股関節を伸展させる。

が、疲労もあるのか、伸びにくい。

 

隣を軽々とランナーが抜いていく。

 

伸びないだけでなく、当然縮む力も強いため、思いっきり身体を回さないと左右のバランスが取れないようだ。明らかに通過していったランナーよりも上半身を動かしまくっている。

 

「俺だって以前は…」

 

嫉妬や後悔が募り、イライラが増し、その怒りで思いっきり左股関節を伸ばす。しかし、全くスピードに乗らない。

 

「走りにくい…くそったれ」

 

と大腿筋膜張筋を思いっきり殴る。

 

しかし何も変化は起きない。

 

やっと解決策が見えたかなと、良い気分で走れた昨日とは一転、終始イライラしっぱなしの20kmだった。

 

「ひどい身体…」

 

最後は溜め息混じり。

 

明後日から三連休なので、明日はお休みの予定。