9月8日(土)リハビリ

先週の日曜に復帰ランを果たしたが。

その後走ってみると、やはり以前の悪い癖が現れる。

・身体が左に寄ってしまう

・強く腕を振らないと、上記の修正が出来ない

暫く走っていると、次第にイライラが募って来てしまうのだ。腕を振らないと…って、そんなはず無いよなー…。腕を振らないと走れなかったら、給水どうすんの?

 

また、歩きは一向に改善の兆しが見えず、相変わらず脹ら脛の強い張りに悩まされる日々。

 

全ては左脚伸展時に腰ごと動いてしまうことにある。

 

とりあえず走れたことの報告と、上記の問題解決のヒントを得られないかと、昨日もリハビリに通う。

 

昨日はいつもより遅い時間だったこともあり、時間の逆算に混乱を来す。

 

乗ろうと思っていた電車に乗り遅れ。しかもその電車が信号点検の影響で遅れている。

 

これじゃあ駅からバスで病院に向かっても間に合わないかも…。

と言うことでまさかのタクシーでギリギリ到着。

「タクシーって便利だな。」と感謝の気持ちが現れる。うん、そのくらいの精神的余裕はある。

 

セラピストには上記のことを相談して、まずは歩行分析。

 

「確かに腰が引けていますね」

 

そして、久々のランで筋肉通が強く出た部位を細かく報告。特に左の大腿筋膜張筋の痛みが強いことを告げる。

 

それを受けて、大腿筋膜張筋のストレッチと中殿筋の筋トレを行い、再度歩行観察。

 

微妙に伸びが良くなっているかな?と言う感覚。

 

今日はそんなこんなでほとんど大腿筋膜張筋と中殿筋のエクササイズで終了。

 

「バランスが整うだけで大分違うはずです」

 

そんなもんかなーと半信半疑だったが、まあやってみるしかないかな。

 

因みに歩行時の意識として、左足が伸びるように大股で歩く必要性について、セラピスト曰くNO。それよりも上記のエクササイズをやった方が良いとのことだ。

 

終了間際、軽い雑談。

「目標としている大会はあるんですか」

と聞かれたが…。正直復帰の目処が全く立っていないので、慌てて

「あくまで夢ですけど、福岡国際に出たいんです」

と告げた。

セラピストは福岡国際を知らなかったようで、その大会に出るためにはどれくらいのタイムが必要で、どんな選手が出場しているのかを解説した。

また、「ベストっていつ頃だったんですか?」

と聞かれ、「三年前ですかね…。」と答えた。

 

「夢が叶わなくても良いですけど、せめて、また夢を追いかけられるくらいの状態には持っていきたいんです」

 

セラピストはしんみりとした表情で「そうですよね」と答えてくれた。

 

リハビリ終了後、いつものrouteで帰宅。

調子が良かった頃と現状のギャップを感じて落ち込む自分を励ましながら、「とりあえず歩き方」と気持ちを切り替える。

 

とりあえず左足が伸びるように大股で歩くが、大股で歩いても、結局は腰ごと持っていかれてしまうので、あまり意味は無いかな。と思い、発想を切り替え、いかに腰が動かないようにするかに着目。

 

要は左足が伸びるときに、左の腰が前に出ればいい。

自分の左腰を触りながら、色々な意識の仕方を試してみたところ、ある共通点に気づく。

 

上手く歩けているときは、踵で体を押している。

 

もしや…、宮本武蔵

 

宮本武蔵五輪の書に、

「きびすを強く踏むべし」

と言う記述があり、それを基に動作研究している人達がいることを思い出した。

 

それは、常歩研究会。

 

故障前にひたすら本研究会の本を購読しまくって、かなり状態を取り戻したが、あと一つのところでヒントが見つからなくなり、それ以来読んでいなかったが。

 

そう言えば「踵を踏む意識」って試してなかったかも。

 

と思い出し、以下の記事を発見。

 

「足のはこびやうの事」(宮本武蔵「五輪書」水之巻)に関する考察: 道風歩のファンクショナル・ウォーキング 研究所 (旧:二軸ノルディック・ウォーキング)

 

尻と踵の関係について述べている箇所。

 

これか?とヒントを得た。