8月25日(土)

リハビリ。

 

今週は親知らずの抜歯があったので全く歩けなかった。にもかかわらず、会社から帰る頃には脹ら脛がぐずぐずになっていて、失望感とともに寝る毎日だった。

 

 詰まりは無くなってきているが、この伸展制限が改善しない。

 

もう対策の練りようがなく、とりあえず「下腹部が右足」と言う意識で左股関節を伸ばすように歩いて病院へ向かう。

途中、何かの店のウインドウに写った自分の歩き方を見てみる。

「あーなるほど…」

がっかり。

 

いつもこんな感じで歩いているらしい。

 

左股関節が後方に伸びないので、体が前のめりになりながら後方に蹴って、腰が曲がったまま反動でガクンと脚が前に出ている。

 

ひでーなぁ…何でこうなったんだ…。

悲しくなった。

 

セラピストには、詰まりや痛みは無くなって来たが、伸展出来ない旨を伝えた。

 

今日はその異常な歩き方を診てもらうために、大股で歩いて見せた。

 

腸腰筋で脚を前に持ってこれずに腰ごと持ってきてますね」

と、自分の感覚と一致。

加えて、「右脚が着くときに右肩が大きく下がりますね」

と、あまり意識していなかったことを指摘された。

 

そして、肩から全身にかけて、左右差を診て貰った。

 

どうやら左の腹筋に力が入っておらず、右に対して左の腹筋が弱いらしい。

 

そんな事全然意識していなかった。

 

その為、左足から右足に体重が移動する際に体が右にぐらつくらしい。

確かに、右にぐらつかないように歩くと、「ほんの少し」歩きやすくなる。

 

他に、右の肩甲骨が固いことや、自分の立位時の骨盤はやや後傾であることを教えて貰った。

 

「とりあえず、じょじょに伸びるようになってきているので、今後は体幹を使えるようにしましょう」

 

とのことだが…感覚的には伸展はほとんど改善されていない。

 

断念ってことかな…、どんだけ酷いんだこの股関節。

 

帰宅は猛烈な暑さの中歩いた。

 

ガクン、ガクンと、跛行を伴いながらの歩行。

 

途中、

「テメーのせいだ!いつまでグズってんだ馬鹿!」と一発左の股関節を叩くが…当然動きは変わらない。

 

ベンチで休憩中、ラジオから長嶋茂雄の話題が流れてきた。長嶋三奈がゲストのようだ。

 

「父はすぐにリハビリに行ってしまうんです」

 

その言葉が妙に響いた。

そしてすぐに、亡くなった西城秀樹のリハビリに励む様子が思い出された。

 

完璧には治らない。いや、半分、一割も戻らないだろう。

 

それでも彼らは前を向いていた。

 

そう言えば、杉内どうしてるかな?

 

調べてみると、まだ引退せずに復帰目指して頑張っているようだ。

一時期は自力歩行も出来なかったようだ。

 

「カムバック」

 

その日は来ないかも知れない。

でもやるしかない。それ以外無い。

 

無心で家に帰った。

 

 

追記

帰宅後、ジンジンと左股関節が痛い。歩いているときの痛みの部位と同じであるが、外旋させると痛みが出る。

腸腰筋以外にも伸展制限に寄与している筋肉があるのではないだろうか?来週セラピストに相談してみよう。