9月12日(水)シザース

踵を踏むようにするが…。

何か違う。

 

歩行では相変わらず脹ら脛外側が張る。

そして遅い。

 

走るときも、踵でプッシュを心がけると、股関節は回るが、内旋の意識が強すぎて怖い。そして、疲れる。

痛みは出ていないが、膝がぶっ壊れるんじゃないか?と言う不安も出てくる。

影に映ったフォームも微妙だ。ブレが大きい。

 

やっぱり伸展制限は誤魔化せないのかな…。と、憂鬱になりながら走った。

とりあえず今のところ目立った痛みは無いので、踵意識だけは忘れずに。

 

そんなこんなで八キロくらい走った所だったか。相変わらず疲れるなーと思い、何となくピッチを早めてみた。

踵でプッシュ→踵でプくらいで反対側の足を出す。

すると、明らかに安定するタイミングがある。

 

暫くそれで走る。

 

明らかに軽い。力感が無い。影に映ったフォームも安定している。そして何となく懐かしい。

 

そう、シザースである。

 

プッシュしていては間延びしてしまう。いくら股関節の旋回が出来ていてもだ。

専門用語的には足が流れる状態。遅いフォームの代表だ。

 

一方、安定しているときの足の運びは、まさに「挟み込み」。下ろす足と出す足で挟み込むタイミングに意識を置く。着地後の足の動きに意識を置いていては遅すぎる。

 

もっと簡単には、脚は前で捌く。

 

これだ。高校時代に先生から口うるさく言われていた、蹴るなと。

 

多分当時はそれが癖になって、自然にシザースをしていたのだと思われる。

 

この挟み込む意識を持って残り十キロ程度を走っていると、当時の記憶が戻ってくる。

 

腕振りは…とりあえず適当に動いている。うん、それでいい。

 

この前で捌く感覚がとても懐かしい。

 

みやすのんき氏はスローシザースと言っていたが、今一分からず寧ろ混乱を来した。

とりあえず普通のシザースでいいんじゃないか?挟み込む意識さえあれば。

 

ただし、地面反力を強く感じるのは何故なのか…。それは今後の課題か。

 

ラン後、もしやと思い、歩き方についても考え直してみる。恐らく、歩き方も根本的に間違えていたのではないか?以前はもっと挟み込んでいたのでは?と思い、いつもの動画。

 

 

一番スローで見てみると、皆、足が着地すると同時に反対側の足が出ているではないか。

大股意識だと、着地した後に反対側の足が出ることになる。

 

歩き方おかしくなってから、多分ずっとこれで歩いていた。うん、着地して出す。っていう動きしてしまっていた、間違いない。

そりゃいくらつま先→踵に意識を置いても限界がある。

 

なぜなら、股関節の仕組み的に、足が身体の真下を過ぎると膝は内側を向くのだから、真下を過ぎた後にプッシュすると、そりゃ内旋が強くなり、脹ら脛の外側が使われてしまう。無理矢理つま先を上げていても、限界があるだろう。

 

完全に間違っていた。明日から再度見直しだ!

9月10日(月)

仕事が終わらず深夜残業ギリギリで退社。

外は雨模様だったので、ランニングはおやすみ。

 

さて、昨日の30kmから1日経ち、疲労具合を確認。

 

やはりまだ脹ら脛の外側がやや疲れているものの、かなり改善傾向にある。

 

左の足首についても、痛みは出ているが、こちらも以前に比べるとかなりマシ。以前は次の日に湿布を張りっぱなしだったが、今日はそこまでではない。

 

やはり力点が大きく関係しているように思われる。

 

仕事で座っている間、色々試してみた。

とりあえず左足に着目。

つま先に支点を置いて内旋させると、膝から下が時計回りに回転して内側を向く。まあ想像しやすい。

ところが、踵に支点を置くと、膝から下と言うよりも股関節から下全体が時計回りに回転する。

 

コレが歩行中となると…やはり股関節全体が時計回りに回転し、上半身がつられて時計回りに回転する。

 

この違いは偉い大きい。

 

今日1日踵で歩いてみたところ、残念ながら脹ら脛外側の張りがそれなりにはあるが、いつもよりは少ない。

 

そして分かったこと。

 

右に比べて左の反応が異常に悪い。

 

これが何故なのかは良く分からない。

 

左中殿筋が弱い。と言うことも言えるが、脳が慣れていないような感覚もある。

 

とりあえず左着地後の骨盤の時計回りが遅いのだが、ちょっとした意識の仕方で安定したりする。

 

単に慣れの問題なのか?

 

現状の意識の仕方としては、

左足で蹴るときは、左踵で左後方を蹴るように意識すると、骨盤より上側がうまい具合に右を向き、右足が外旋しながら前へ出る。

 

あとはタイミング。上述のように何故か左がワンテンポ遅いので、着地と同時に踵で押せれば、バランスが取れそうだ。

 

何度も研究させてもらっている以下の動画のモデルの動きも、ボーッと見ていると、外側に向かって踵で蹴っているように見えるような、気のせいのような…。

 

 

それからもう1つ分かってきたことだが、つま先の向きはさほど重要ではないと言うこと。

要は股関節の旋回が出来て、足首の底屈が抑えられれば、外側を向こうが正面を向こうが、筋肉の動きに大差は無さそう。

 

動画を見ていると、実はモデルのつま先も、人によって正面を向いていたり、やや内側を向いていたりする。

 

今日帰宅の電車を降りたあとに調子にのってポケットに手を突っ込んで、外側を蹴るように歩いてみると…何か様になっているような実感があった。

 

しかし、こんな歩き方、以前からしていたかな?

 

或いは、新しい歩き方を見つけたと言うことなのかな?

 

まだまだ研究は続く。

 

9月9日(日)きびすを強く踏むべし

昨日得たヒント。

 

きびすを強く踏むべし

 

実践するっきゃ無い。

 

試すは勝田マラソンコースを用いた30kmコース。

 

復帰してからの最長は一週間前の18km。

しかも今日は真夏日。今年の夏は走れなかったので、この暑さの中を走るのは初めて。

 

無謀かなと思ったが、

「やりたきゃやればいいさ。他人の目はどうでといい」

と自分に言い聞かせる。

 

御守りへの挨拶を済ませ、シューズを履いて出発。

 

さいわい、今日は風があるので思ったよりも暑さは気にならなそうだ。

 

意識すべきは踵と昨日エクササイズした中殿筋。

 

つま先で蹴るのではなく、中殿筋に力をいれつつ踵の先(つま先の真反対側)で体を押し出す。

 

すると、何かいつもと違う。

 

思惑通り、踵で押し出すように走ると、中殿筋に力が入るっぽい。

 

左足が着いて左踵で蹴ると、中殿筋に力が入り、左側の股関節が内旋し、出す方の右側の股関節が外旋する。

 

つまり、左足伸展時に骨盤が時計回りに回転し、上体が右を向く。そして、右足が伸展するときにはその逆で上体が左を向く。

 

踵で蹴るようにすると、この股関節の旋回が勝手に行われるのだ!

 

コレが、もし左足伸展時に左つま先で蹴ると、左腰が下がってしまう。また、中殿筋には力が入らずに大腿筋膜張筋に力が入ってしまうようだ。要は蹴ってしまうのだ。

 

どうやら今までは左足伸展時につま先で蹴っていたため、股関節が旋回せず、上体が右側を向かずに、右側への体重移動が出来なかった。そして重心が常に左ばかりに偏り、左足首を損傷していたようだ。

 

それを何とかするためには、左足で蹴るときに思いっきり右腕を引いて、無理矢理上半身を右側に持っていかなきゃならなかった。

だから腕を振らないと走れなかった。

 

なんだか色々繋がってきた。

 

暫く走っては、足首を確認するが、今日はいつもより痛みが出ない。その代わり中殿筋がキツイ。いい感じだ。

 

そして上記の股関節の動きに伴って勝手に上半身が動き、勝手に腕が振れる。

これだ!そう、腕なんて勝手に振れるもんだよな。

 

それでも、内心は「ほんとにこれで大丈夫かな?」と不安もあったが…何よりあの宮本武蔵が言っていたことだ!と言う事実が安心感をもたらしてくれた。

 

また、信号待ちで止まっているときに、踵で歩いてみると、その動きは完全にあのモデルの動きになっているではないか。

 

久々に走りながら眺める勝田の風景に感謝の気持ちが現れる。

「やっとここまで戻してこれたよ」

そう心の中で呟く。

 

その後もひたすらつま先ではなく踵で走り続け、無事完走。

 

複雑な股関節の動きを体得出来たことに、とてつもない達成感を得ることが出来た。

 

あとは変な痛みが出ずに、歩行が改善されれば💮

 

また明日以降、地道に取り組んでいこう。

 

参考

「足のはこびやうの事」(宮本武蔵「五輪書」水之巻)に関する考察: 道風歩のファンクショナル・ウォーキング 研究所 (旧:二軸ノルディック・ウォーキング)

上野敏文のナンバ歩き講座│ウォーキング│ミズノ

9月8日(土)リハビリ

先週の日曜に復帰ランを果たしたが。

その後走ってみると、やはり以前の悪い癖が現れる。

・身体が左に寄ってしまう

・強く腕を振らないと、上記の修正が出来ない

暫く走っていると、次第にイライラが募って来てしまうのだ。腕を振らないと…って、そんなはず無いよなー…。腕を振らないと走れなかったら、給水どうすんの?

 

また、歩きは一向に改善の兆しが見えず、相変わらず脹ら脛の強い張りに悩まされる日々。

 

全ては左脚伸展時に腰ごと動いてしまうことにある。

 

とりあえず走れたことの報告と、上記の問題解決のヒントを得られないかと、昨日もリハビリに通う。

 

昨日はいつもより遅い時間だったこともあり、時間の逆算に混乱を来す。

 

乗ろうと思っていた電車に乗り遅れ。しかもその電車が信号点検の影響で遅れている。

 

これじゃあ駅からバスで病院に向かっても間に合わないかも…。

と言うことでまさかのタクシーでギリギリ到着。

「タクシーって便利だな。」と感謝の気持ちが現れる。うん、そのくらいの精神的余裕はある。

 

セラピストには上記のことを相談して、まずは歩行分析。

 

「確かに腰が引けていますね」

 

そして、久々のランで筋肉通が強く出た部位を細かく報告。特に左の大腿筋膜張筋の痛みが強いことを告げる。

 

それを受けて、大腿筋膜張筋のストレッチと中殿筋の筋トレを行い、再度歩行観察。

 

微妙に伸びが良くなっているかな?と言う感覚。

 

今日はそんなこんなでほとんど大腿筋膜張筋と中殿筋のエクササイズで終了。

 

「バランスが整うだけで大分違うはずです」

 

そんなもんかなーと半信半疑だったが、まあやってみるしかないかな。

 

因みに歩行時の意識として、左足が伸びるように大股で歩く必要性について、セラピスト曰くNO。それよりも上記のエクササイズをやった方が良いとのことだ。

 

終了間際、軽い雑談。

「目標としている大会はあるんですか」

と聞かれたが…。正直復帰の目処が全く立っていないので、慌てて

「あくまで夢ですけど、福岡国際に出たいんです」

と告げた。

セラピストは福岡国際を知らなかったようで、その大会に出るためにはどれくらいのタイムが必要で、どんな選手が出場しているのかを解説した。

また、「ベストっていつ頃だったんですか?」

と聞かれ、「三年前ですかね…。」と答えた。

 

「夢が叶わなくても良いですけど、せめて、また夢を追いかけられるくらいの状態には持っていきたいんです」

 

セラピストはしんみりとした表情で「そうですよね」と答えてくれた。

 

リハビリ終了後、いつものrouteで帰宅。

調子が良かった頃と現状のギャップを感じて落ち込む自分を励ましながら、「とりあえず歩き方」と気持ちを切り替える。

 

とりあえず左足が伸びるように大股で歩くが、大股で歩いても、結局は腰ごと持っていかれてしまうので、あまり意味は無いかな。と思い、発想を切り替え、いかに腰が動かないようにするかに着目。

 

要は左足が伸びるときに、左の腰が前に出ればいい。

自分の左腰を触りながら、色々な意識の仕方を試してみたところ、ある共通点に気づく。

 

上手く歩けているときは、踵で体を押している。

 

もしや…、宮本武蔵

 

宮本武蔵五輪の書に、

「きびすを強く踏むべし」

と言う記述があり、それを基に動作研究している人達がいることを思い出した。

 

それは、常歩研究会。

 

故障前にひたすら本研究会の本を購読しまくって、かなり状態を取り戻したが、あと一つのところでヒントが見つからなくなり、それ以来読んでいなかったが。

 

そう言えば「踵を踏む意識」って試してなかったかも。

 

と思い出し、以下の記事を発見。

 

「足のはこびやうの事」(宮本武蔵「五輪書」水之巻)に関する考察: 道風歩のファンクショナル・ウォーキング 研究所 (旧:二軸ノルディック・ウォーキング)

 

尻と踵の関係について述べている箇所。

 

これか?とヒントを得た。

 

9月2日(日)復活への第一歩

「どの程度走ると痛みが出るのか知りたいんで、joggingしてみてください」

昨日セラピストに言われたこの言葉がずっと引っ掛かっていた。

「今走っても、多分痛みは出ないだろう。しかし、歩き方すら上手くいかないのに。これで走れても何も繋がらない。寧ろ、また変な庇い方をしてしまって、余計に歩きにくくなるのではないか?」

そんな不安が頭にあった。

一方で、

「もし変なフォームで脚を痛めても、通院しているこのタイミングなら、相談しながらフォームの修正が出来るかもしれない」

BGM代わりに流しているTVの音声以外何の物音もしない休日の昼。

「やるか」

後者を選択した。

 

久々に取り出すウェア。結局今年の夏は一度も出番がなかった。

心の中で「ごめんな」と語りかける。

 

走っていた頃は欠かさず行っていた總持寺の足腰御守りへの挨拶も行った。

「復活への第一歩となりますように」

 

ずっと脱ぎっぱなしにしていたシューズに足を通して家を出る。

 

やはり歩くとガクンガクンと不自然な動き。

 

しかし既に腹は括っていた。

 

復帰のコースに決めていた笠松運動公園へ向けて走り出す。

 

梅雨前に走って以来だから、3ヶ月ぶりくらい。しかし、身体は軽い。

イライラしたり、落ち込んだり、あまり気持ちよく歩けていなかったが、日々の歩行の積み重ねのおかげと思われる。

また、走り出してみると、あれほど相当な違和感として感じられていた股関節の動きが気にならない。

歩行と違って、一個一個の動きのフェーズが一瞬なので、さほど気にならないのかも知れない。

 

痛みは全然出ない。

 

一キロくらいのところでランナー二人とすれ違う。

歩いているときは嫉妬でイラッとしていたが、今日は仲間意識を持っていた。

「人間は勝手だな」

自分のことだが、他人事のように言える余裕がある。

 

約三キロかけて笠松運動公園へ到着。

 

痛みは全く出ない。そして何より、フォームがえらく落ち着いている。

 

故障前にあれほど悩まされていたフォーム。

今日は全く違和感が無い。

鏡で確認しなくても、かなりいいフォームであることが分かる。

無論、故障前に悩まされていた足首の痛みも出ない。出る気配が全くしない。

 

頭の中にあったのは、先日のアジア大会で金を取った井上大仁選手のフォーム。

悔しくて大会はほとんど見なかったが、スポーツニュース等でちらっと見たそのフォームがずっと頭に残っていた。

無駄な動きの無い堅実なフォーム。

今日の自分も、同じようなフォームで走れているような気がする。

 

手の位置は腰骨付近に置いて、その位置関係を崩さず、臍は正面を向けて、脚は蹴らずにパッパッと細かくピッチを刻む。

 

ここまで動きを研究した素人はそういないだろう、と言うくらい勉強しまくった筋肉や関節の各部の動きを確認しながら一歩ずつ進む。

 

しかし、こんなに違和感無く走れるのは、2年前に右股関節を痛めて依頼かも知れない。

ずっと待っていてくれた笠松運動公園の自然に対して、思わず感謝の気持ちが現れる。

 

どの程度で痛みが出るか確認するつもりだったが、一向に痛みが出る気配は無く、ステート前は「走っても十キロ」と決めていたが、結局18キロを走ってしまった。

本当は二十キロくらい走ってしまうおか悩んだが、今日の感じだと、明日からも普通に走れそうな気がしたので、一応自重した。

 

もしかすると明日以降また痛みが出るのかも知れない。でも、このフォームなら、筋肉の調整さえ出来ればきっと復活出来るはず。

そう思える復帰ランだった。

 

気づけば今年も九月。

 

高校時代から、九月は身体の調子が最も良く、最も良いタイムを出せた月だった。

 

そんな月の始め「9月2日(日)」は、忘れられない一日になりそうだ。

 

追記

ほとんど違和感ないランニングだったが、強いて挙げれば課題はある。

やはり左股関節の伸びが無い分、身体が左に向き気味。

走っているうちに均等化されれば良いが…。

 

 

9月1日(土)

リハビリ6日目。

 

骨盤の前傾か?と思ってやっとつかんだと思った。

水木金といつもよりも脹ら脛の張りもなく、やっぱり姿勢だったのか?

と思ったが、今日病院へ行く途中にガラスに写った自分の姿を見てがっかり。

 

完全に出尻だ。

 

胸は開いているが、腰が引けて、尻が出て、おかしな姿勢になっている。

やっぱりダメだった。骨盤前傾にすることで左骨盤の伸展制限を誤魔化していただけだった。

 

今日は午後からのリハビリだったため、午前中に歯医者の治療を済ませてから向かう。

 

病院には学生が研修に来ていて、セラピストは学生に色々教えながらリハビリを進めた。

 

この患者さんはFAIで来ているんだよ。

FAIはカムタイプとピンサータイプがあって… 

内旋時の詰まりが特長で…

等とセラピストが解説しているのを真剣に聞きながら勉強している。

 

自分の故障が誰かの役に立っている気がして、少し気分が良かった。

 

今日は前から気になっていた、外旋時に開きが悪いことと、それと伸展制限の関係について聞いてみた。

 

それで色々施術して貰ったところ、腸腰筋の張りは軽減したものの、他に恥骨筋や外閉鎖筋等の筋肉の腱がまだ凝っているのではないか?と言う推測を示してくれた。

 

なるほどなーとは思ったが、いくら伸ばしても変わらないこの状況、何かそんな単純な状態ではない気がする。

 

また、データ取るために、軽くランニングを開始してほしいと言うことも言われたが…。

 

内心、この状態で走り始めても、間違いなく上手く走れない自信がある。

下手するとまた変な歪みが出てきてしまう不安もある。

 

歩きですらおかしいのに。

 

痛み無く走れるようになったとしても、根本が解決していなければ、またおかしな不具合に悩まされる日々を送ることになる。

 

と言うか、走りよりも、まずは問題なく歩きたい。普通に歩けるようになりたい。散歩を楽しめるようになりたい。

 

これからどうなるんだろ…と考えながら、帰宅はいつものルートを歩行。

 

とにかく、左足伸展時に腰まで持っていかれれないようにする。それさえ出来ればほぼ問題は解決なのだが、どうすればそうできるのか。

 

腰が動かないように力を入れて歩いていたら、途中ハムストリングなのか、どこなのか分からないが、つってしまったのか、鈍痛に襲われた。

 

その後は何とも無かったが、この伸展制限の問題がいかに複雑か思い知らされたようだ。

 

残り五キロくらいのところで、少しコツみたいなものがあった。

左股関節伸展時に左足の力を抜いて、左大腿骨頭を前に引き上げる感じで、太もも全体を伸ばす。以前は左足とヘソを引き離すことで伸展を試みていたがそれよりも強力に伸ばされる。

 

すると、激痛だが、腰が引けるのは少し解消されて、より安定感が得られる。

 

この激痛、まるで大腿骨がミシミシ折れているような感覚。どうやら問題の根本はこれっぽい。

どうにも出来ないが…。

 

追記

昨晩、歩いて帰宅中、目の前をおばあさんかおじいさんが、腰の曲がった人が歩いていた。

よく見ると、自分と同じように、左股関節が伸びずに腰が引けて、上体が前傾している。

右と左でリズムがずれており、跛行を呈している。

 

とても歩きにくそうだ。

 

「人体の儚さ…」

 

何も出来ない無力な自分を感じた。

8月28日(火)

骨盤の前傾?

 

上体が前傾しないように意識すると、骨盤を立たせる意識が必要となる。

そして背骨のアーチを意識して歩くと…いつもと違う。

 

先日セラピストから骨盤の前傾具合を教えて貰ったとき、自分は後傾気味であることを知ったが、そのときに、正常な角度が思ったよりも深く反る必要があることを感じた。

 

腰意識だと、腰が反るだけになってしまうので、みやすのんき氏が言うように、お腹を膨らませる意識で歩いてみると、ものすごい安定感。

 

また、以前通っていた鍼の先生が、最初に自分の体の特長を診て、「背骨が丸まっている」と指摘したことを思い出した。

 

当時整体を疑っていた自分は「すぐに姿勢。これで攻めて金儲けする気だろ」と信用していなかったが、ここに来て一つ一つが繋がってくる。

 

もしや…。

 

とりあえず、肋骨が先頭に来るような意識でアーチをつくり、脚は出すだけを意識する。と言うか、今日歩いてみた感じだと、しっかりアーチが出来ているときは蹴る動きは無くなり、前だけで捌く感じになるっぽい。

 

暫く歩くと次第に背骨が丸まってしまうので、一旦胸を閉じて→開く。でリセットしながら過ごしてみよう。